夏の楽しい行事に辛い思いをしないために!
アワーミストを使った夏の感染症予防!
夏は子供たちにとって、楽しみがいっぱいの季節ですよね!プールに虫取り、海、キャンプ・・・。でも、湿気が多くて蒸し暑くなる梅雨の季節から夏にかけては、その影響で体調を崩す子どもが多くなります。夏に流行する感染症4つと、対処法を説明していきます!
プール熱(咽頭結膜炎)
感染症の一つで、アデノウィルスという微生物を通して感染します。
プールに入っている時に感染することが多いので「プール熱」とも呼ばれます。出席停止となる感染症です。
症状は39℃~40℃の高熱や喉の痛み、それによって食事が取れなくなること、目の充血などです。
特効薬といった直接の治療法がないので、いわゆる「夏かぜ」の一種と捉えられます。
おうちでのケアは冬場の風邪と同じで冷却剤で体を冷やしたり、抗生物質の処方を受けたりします。
本人に余裕が感じられるのなら解熱剤は極力使わず、水分をよくとって経過を見守ってください。
また、目の痒みが強いので、目薬をさして、目をこすらないように注意しましょう。
家族への感染を防ぐために、お子さんが使ったタオルなどのほかの人が使うことのないように
気をつけてください。そして、やっぱり手洗い!その後のアワーミストもお忘れなく!
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナもプール熱のように「夏かぜ」と呼ばれる小児感染症の咽頭炎です。
発熱と伴に口の粘膜に湿疹が出来てしまうのが特徴で、コクサッキーウィルスというものが
感染の原因になります。状の現われ方は喉の奥が赤く腫れて、高熱が見られるようになります。
続いて口の中に複数の水疱性発疹ができその異物感から食事を取るのが困難になります。
口の中が痛いので、水分を取る際刺激の強い柑橘系のジュースはやめ、
薄味のものをこまめに飲ませるようにしましょう。この病気は予後が良好なもので、
水疱は時間ともに収まっていくものです。辛くない程度水分や栄養分を補給することを心がけてください。
手足口病
こちらも夏かぜとして知られている病例の一つであり、2~5歳までの子どもに
発症が見られることが多いものです。掌や足の裏、口の中に小さな水ぶくれが出来ることから
「手足口病」と呼ばれるようになりました。まれにおしりに出来ることもあります。
ヘルパンギーナと同様、口の中が痛くなるので、刺激が強い飲み物、食事などは避けて薄味のものを
選んであげたいですね。
保育園などに感染者が出ると他の子ども達に順に移っていくものなので、
以前は指定伝染病とされていました。現在では症状が重篤でないことから予後良好と考えられています。
登園が規制されることもありません。ですがごく少数の例で、高熱は発生し脳炎などの合併症を
引き起してしまうことがあります。
体力が落ちてぐったりし始めたら小児科を受診しましょう。
溶連菌感染症
感染力の強い「化膿レンサ球菌」(レンサ球菌による感染症のなかで、これに関しするものを
溶錬菌感染症という)細菌による感染症です。飛沫感染によって菌がうつって行くので、
学校、保育園、会社など人の多いところで感染するケースが多いとされています。
扁桃腺炎や咽頭炎として発病し、看病している大人にも感染しやすいです。
お父さん、お母さん
も健康管理に気をつけてください。
予防するために
また、夏は子供達は元気そうに見えても疲れているものです。
お昼寝をしなくなってからでも、少し横になって体を休める時間を作るようにしておくと疲れをためずに、
病気に負けない体を維持することが出来ます。園や学校で感染症が流行っていないかの情報にも
気をつけておきましょう。すでにお子さんが感染している可能性もあるので、
熱が無いかだけでなくて目が赤くないか、ブツブツが出来てないかを毎朝確認するようにしましょう。
ウィルスが体に入っていても症状が出ないこともあります。
上の子が園からウィルスを持って帰ってきて、それが下の子のお子さんに
うつってしまうこともありますので、流行している時期は特にタオルの共用をやめる、
お風呂も別々で入るなど気をつけておきましょう。
子供が楽しみにしている夏をエンジョイさせてあげたいですよね!
普段から規則正しい生活を心がけて体力をつけ、
さらにウィルスを体に入れないようにして予防していきましょう~!
家庭内の二次感染の防ぎ方、早期の対策はこちらをどうぞ!
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